米欧も貿易戦争?「WTO、米国の対EU報復関税を承認」
こんばんは。
今回は経済ネタです。
経済ネタなので(?)、比較的おとなしい(僕はあまり詳しくない)ジャンルのハウス系をBGMにどうぞ
ツイッターの方でニュースを探していたら、
というニュースが目に入りました。
どうやら、「エアバスの航空機に対してEUから補助金が出ていて、そのせいでボーイングの売れ行きが下がった!」という話の様ですね。
エアバスに補助金を出すことは、相対的にボーイングへの関税を引き上げるのと同じような効果がありそうですね。
ボーイングに関税をかけますと思い切って言ってしまうと即座にアメリカからの反感を買ってしまうので、エアバスに補助金をかけることにしたのでしょうかね。
経済に詳しい訳ではないので、上の例えは間違っているかもしれません。
なんにしても、ボーイングとエアバスという「私的」企業同士の市場競争にEUの補助金という「公的」資金が使われるのは、なんだかルール違反の様な気がしますね。
そして今回、WTOは「ボーイングというアメリカの企業が不利益を得たことので、報復関税をしてもいいか?」という申し立てについて、「報復関税は妥当」との判断を下した様です。
goo辞書によると、「報復関税」というのは、
自国の輸出品に対して相手国が不当に高い関税をかけた場合、その報復として相手国からの輸入品に対して高い関税をかけること。
ということの様ですね。
今回報復関税が認められたということは、エアバスへの補助金がボーイングへの不当な関税として見なされたということでも問題なさそうですね。
問題は、その追加関税は
米国がEUに対し年75億ドル(8000億円)相当の報復関税を課すこと承認した。これを受け、米国は航空部品など幅広い欧州製品を対象に近く報復関税を発動するとみられる。
だということです。(上記の日経さんの記事です)
私にとってヨーロッパの航空会社といえば、今回のエアバスの他にロールス・ロイスが思いつきます。
2016年の記事ですが、航空宇宙業界の市場マップはこんな感じらしいです。(大半は航空分野の売上の様です。)
*出典:航空業界の世界ランキング:三菱重工のMRJやホンダジェットは、欧米に食い込めるか |ビジネス+IT
上位陣のほとんどがアメリカですね笑
そしてがんばれ三菱重工!
16位のボンバルディアの小型機事業は2019年に三菱重工が買収しました。
(MRJは諦めたのかな・・・)
そんな話は置いといて、僕が気になったのはエアバス、ロールス・ロイス、BAEシステムズ(私はこの記事を書いてて知りました笑)というイギリスの三社です。
ちなみにBAEシステムズとは
英国の航空宇宙産業を担う国営企業、ブリティッシュ・エアロスペースが前身。民営化後、防衛関連の電子会社と合併し、1999年にBAEシステムズとなった。従業員は8万3600人。本社は英国。
らしいです。
(どちらかというと軍事系メインなのかな?ロッキードマーティンみたいな)
というのも、ブレグジットでそれどころではないのでは?という単純な発想です。
三社合わせて1,138億ドル(=12.4兆円)の売上を誇っていますね。
これだけの企業が報復関税で不利益を得るなら、結構な一大事な気がします。
早くイギリスはEUを抜けた方がいいのかなと思いました。
と、ここまで書いて気づいたのですが、そもそも事の発端はイギリス企業のエアバスが補助金を貰っていることでした。
巻き添えではなく完全に自業自得ですね笑
そう考えるとEUを抜けても報復関税は続きそうですが、大丈夫なのでしょうか?
2018年に、アメリカはEUに対して1,703億ドルの貿易赤字を計上しています。
「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ大統領は、貿易赤字を出来るだけ小さくしようとしています。
そんな中でのアメリカ企業に対する実質的な関税ですから、アメリカも激怒したのではないでしょうか?
また、アメリカの報復関税に今度はEUも報復関税をかけるそうです笑
やはり経済的な体力は凄まじいですね。
今後も大荒れになる世界経済、目が離せません・・・
最後まで見て頂きありがとうございます!
知識がないネタを書くと粗が目立ちますね笑
誤っている情報があれば、遠慮なくコメント等で教えて下さい!